エクロックゲルは、保険診療が適用となる原発性多汗症治療の外用薬(塗り薬)として2020年に承認された、比較的新しい治療薬です。1日1回患部(わき)に塗布することで、汗の量を抑制することができます。現段階では重大な副作用なども生じておりません。
多汗症(わき汗)で悩んでいる方は多いものの、実際にクリニックで治療をしている方の割合は10%未満とも言われています。当院では現在、多汗症(わき汗)治療として手術(保険診療/自費診療)やボトックス注射、ミラドライといった施術法を取り揃えておりますが、より多くの方に気軽にご相談いただければと思い、保険適用となるエクロックゲルの取扱いを始めました。本治療はオンライン診療での処方も可能ですので、まずはお問い合わせください。
わき汗治療外用薬(エクロックゲル)はこのような方におすすめです
1年中わきに汗を大量にかく
衣類のわき部分に汗ジミができる
睡眠中は過剰な発汗はない
エクロックゲルについて
エクロックゲル5%は、原発性腋窩多汗症を改善する効果がある外用薬(塗り薬/保険適応)です。1日1回患部(わき)へ塗布することで、個人差はありますが2週間程度で効果を実感できることが多いです。また単剤で使用した際に80%の方が「発汗が抑えられた」、また60%の方が「日常生活に支障が無くなる程度まで改善した」という臨床データが報告されています。
対象となる症状について(原発性腋窩多汗症)
美白(しみ・肝斑改善)治療
本治療が適応となる原発性腋窩多汗症(げんぱつせいえきかたかんしょう)とは、多汗症の中でも「腋窩(わきの下)」からの汗が通常よりも多い症状のことを言います。(そのため、手足や頭部・顔面・全身などから出る汗は治療対象外となります)
原発性腋窩多汗症は日本人のおよそ20人に1人が該当する症状のため決して珍しいものではないのですが、自分だけの体質の問題ではないかと捉えてしまい、なかなか病院などに相談せずにそのまま放置してしまっているケースが多いようです。以前は手術による治療が中心でしたが、昨今は新しい治療薬も開発されており、治療を積極的に行う方が少しずつですが増えてきています。
原発性腋窩多汗症の診断について
日本皮膚科学会のガイドラインでは以下の診断基準が明記されています。
「明らかな原因がないまま6か月以上過剰量のわき汗をかき続けている」
※上記に該当し、さらに以下の症状のうち2項目以上が当てはまる
最初の症状が出たのが25歳以下
左右両方で同じように発汗がある
睡眠中は発汗がほぼない
1週間に1回以上多汗の症状が出る
家族に同様の多汗症の方がいる
わき汗によって日常生活に支障が出ている
作用機序
ヒトの身体には2つの汗腺(アポクリン腺・エクリン腺)がありますが、多汗症の場合はエクリン腺から流れる汗が原因となります。(対してアポクリン腺は腋臭の原因となる汗腺です)エクロックゲルは、多汗症の原因となるエクリン腺からの発汗を促進するアセチルコリン(神経伝達物質)の働きを妨げることで、発汗を抑制します。
エクロックゲルは使用した方の80%が効果を実感するなど効果面でも実証されている治療法ですが、懸念すべき点としては効果を持続するためにはエクロックゲルの使用をずっと継続しないといけないという点が挙げられます。つまり、半永久的にわき汗を改善したい場合は半永久的にエクロックゲルを使用しないければならず(※あくまでイメージとしてのお話ですが)、その点において煩雑さを感じられる方もしばしばおられます。
このような方については、手術(保険・自費)をはじめミラドライ(自費)やボトックス注射(自費)などの他のわき汗治療を併用することも可能です。これらの施術のメリットは、わき汗とあわせて同時にわきが(腋臭)を改善する効果も期待できる点です。多汗症でお悩みの方はわきが(腋臭)にも悩んでいることが多く、一度の施術で2つの悩みを改善することが可能です。
わき汗ボトックス
わき汗ボトックス
ボトックス注射はわき汗・わきがを抑制する効果のある施術です。神経終末からの神経伝達物質(アセチルコリン)の放出をブロックすることで、わき汗の発生を抑制します。一度の施術で3~4か月継続するため、夏場や冬の厚着になる時期のみ施術を行うといった方も多いです。
わき汗ボトックスの詳細はこちら
ミラドライ
わきにマイクロ波(電磁波)を照射して汗の原因となる汗腺を破壊することでわき汗を抑制する治療です。汗腺にはわきが(ニオイ)の原因である「アポクリン腺」と、多汗症の原因である「エクリン腺」の2つがありますが、ミラドライは両方の汗腺を破壊することができるため、ニオイ・多汗症のいずれの症状も改善することができます。
一度の施術で気になるニオイや汗の原因である汗腺を70~80%程度破壊することができ、また効果は多くの場合は半永久的に続くため、一度のみの施術をされる方がほとんどです。(どうしても汗が気になるという方には2回目の施術も行っていますが、その数は治療をされた方全体のうち、肌感覚的には5%程度です)
手術
わき汗や臭いの原因である汗腺(アポクリン腺)を手術により除去します。様々なわき汗・わきが治療の中でも最も効果が高く確実な治療法です。術後は傷跡のラインが残りますが、通常は6か月から1年程度でわき下皮膚のしわにまぎれて分らなくなってゆきます。施術後2日間は、血のたまり(血腫)を防ぐため圧迫目的のガーゼを脇の下に固定します。
わき汗手術の詳細はこちら
施術の特長
1日1回の塗布でわき汗を軽減
エクロックゲル(保険適用)は、1日1回患部(わき)へ塗布することで、気になるわき汗を改善することができる治療法です。
保険適用の原発性腋窩多汗症用外用剤
エクロックゲルは日本で初めて認可された保険適用の原発性腋窩多汗症用外用剤です。
使用によって80%が効果を実感
単剤で使用した際に80%の方が「発汗が抑えられた」、また60%の方が「日常生活に支障が無くなる程度まで改善した」という臨床データが報告されています。
効果目的
わき汗の量を減らす
施術の流れ
※1日1回、以下の手順で両わきに塗布します。
わきの水気をタオルなどで事前によくふき取る
薬液をわき全体に塗布する
わきが乾いてから衣服を着用する
※薬液を手に取って塗らないでください
※薬液が手についた場合はすぐに洗い流してください。
※薬剤がついた手で顔を触ったり目に触れたりしないでください。
料金
持続性
外用後 4~5時間
副作用・リスク
皮膚炎、かゆみ、、口の渇き、尿が出にくくなる、視界がぼやけるなどが生じた際には使用を停止し速やかに当院までご連絡ください。
※以下の方はあらかじめ医師にその旨を必ず伝えてください。
緑内障の方
前立腺肥大症の方
わきに傷や湿疹・皮膚炎などがある方
妊娠中や授乳中の方
※自由診療においては本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
※治療に使用する医薬品・機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
※未承認医療機器については「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご参照ください。
※本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません。
料金について
よくあるご質問