反転剪除法(はんてんせんじょほう)
反転法とは
治療法のご紹介
切開法は、カウンセリングを受けてすぐに手術、そうして完成する治療ではありません。医療機関選びから手術、術後の経過観察まで、いくつかのステップを経て理想の二重まぶたへと近づいていきます。ここでは、切開法の完成までの一般的な流れをご紹介します。
デザイン
手術前には、ワキのシワに沿った切開線と、アポクリン汗腺を除去する範囲を皮膚上にデザインします。反転法では、限られた切開創から広範囲の汗腺を処理するため、事前のデザインが重要な役割を果たします。汗腺の分布が予想される範囲を見極めながらデザインを行うことで、効率的な操作と十分な治療効果の両立を目指します。
局所麻酔
デザインが完了したら、アポクリン汗腺を除去する範囲全体に局所麻酔を注入します。反転法では広範囲の剥離操作を伴うため、適切な麻酔を行うことが重要です。麻酔が十分に浸透したことを確認した後に手術を開始するため、施術中の痛みは最小限に抑えられます。
局所麻酔の注射時にはチクッとした刺激や圧迫感を伴うことがあります。不安が強い場合には、吸入麻酔や静脈麻酔を併用できる場合もあるため、希望する場合は事前に医師へ相談しましょう。
皮膚切開
局所麻酔が十分に効いていることを確認したら、事前にデザインしたラインに沿って皮膚を切開します。その後、アポクリン汗腺を目視しながら除去できるよう、皮膚を慎重に剥離していきます。
この剥離操作は、反転法の治療効果を大きく左右する重要な工程です。剥離範囲が不十分であれば処理できる汗腺の量が限られ、ニオイの原因となるアポクリン汗腺が残存する可能性があります。
一方で、皮膚を剥離する深さや厚さの見極めも重要です。剥離する皮膚が厚すぎると、皮膚側に汗腺が残りやすくなり、十分な除去が難しくなります。反対に薄すぎる場合には、皮膚への血流が低下し、創傷治癒の遅れや皮膚壊死などの合併症につながる可能性があります。
そのため反転法では、十分な汗腺除去と皮膚の安全性を両立できる適切な層で剥離を行うことが重要となります。
汗腺の除去
反転法の名前の由来は、剥離して自由になった皮膚を切開部から裏返すように反転させ、その裏面を目視しながら汗腺を処理することにあります。皮膚を反転させることで、アポクリン汗腺を直接確認しながら除去できるため、反転法はワキガ治療の中でも汗腺を視認しやすい術式とされています。
実際の手術では、反転した皮膚の裏側にあるアポクリン汗腺を、周囲の組織とのバランスを見ながら丁寧に除去していきます。汗腺を十分に処理できればニオイの軽減効果が期待できる一方、除去が不十分な場合には原因となる汗腺が残存する可能性があります。
反転法の最大のメリットは、アポクリン汗腺を目視下で直接確認できることです。ただし、そのメリットを十分に活かすためには、汗腺の分布や残存の有無を確認しながら慎重に除去を進める必要があります。反転法の治療効果は、術式そのものだけでなく、汗腺をどれだけ丁寧かつ確実に処理できるかによっても左右されます。
洗浄・アンカー固定
アポクリン汗腺の除去が完了したら、手術部位を十分に洗浄します。洗浄によって除去した組織片や血液を取り除くとともに、出血している箇所がないかを確認します。
その後、剥離した皮膚と皮下組織を数カ所で縫い合わせる「アンカー固定」を行います。反転法では汗腺を除去するために広範囲の剥離を行うため、皮膚と皮下組織の間に空間(死腔)が生じます。この空間に血液がたまると血腫の原因となるため、アンカー固定によって皮膚を安定させ、組織同士の密着を促します。
アンカー固定には、皮膚と皮下組織の間にできる死腔を減らし、血腫の発生を予防する目的があります。反転法の術後経過を安定させるうえで重要な工程の一つです。
縫合・固定
切開した皮膚を丁寧に縫合した後は、タイオーバー固定による圧迫固定を行います。反転法では皮膚を広範囲に剥離してアポクリン汗腺を除去するため、術後に皮膚と皮下組織の間へ血液や浸出液がたまると、治癒の妨げとなる可能性があります。タイオーバー固定には、剥離した皮膚を皮下組織へ均一に密着させるとともに、出血や血腫の形成を抑え、皮膚の生着を促す目的があります。術後の経過を左右する重要な処置を行い、反転法の手術は終了となります。
術後の状態と経過
(術直後)
(翌日)
(3日後)
(5日後)
(7日後)
(10日後)
(1ヶ月後)
(3カ月後)
治療費用の相場
他の治療法との違い
・吸引法
・ミラドライ
反転法のメリット・デメリット
(メリット)
(デメリット)
治療のリスクと問題点
これって失敗?
クリニック選びの注意点
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